鄭州・鄭州駅地区周辺のおすすめホテル

鄭州の観光情報

鄭州の基本情報

気候

寒暖差が大きく、夏の暑い時季は5月中旬から9月中旬までで、日中の最高気温が30度を超える日もあります。11月下旬から2月末まで続く冬は寒さと乾燥が厳しく、もっとも気温の下がる1月には平均最低気温がマイナス3度、最高気温は5度前後とかなり寒くなります。年間を通して降水量はあまり多くなく、降水確率が50%を超えることは滅多にありません。ただし夏の暑い時季は湿度が高くなり、特に7月の後半はかなり蒸し暑くなると考えてよいでしょう。以上のことから、鄭州で観光に適しているとされる時季は、5月上旬から6月中旬までの春の1カ月半と、8月中旬から10月上旬までの秋の1か月半の期間になります。 この時季は穏やかな晴れ間が続き、体感気温が18～27度程度ととても過ごしやすくなります。屋外でのサマーアクティビティを予定されている場合は、24～32度程度とより体感温度の高くなる6月上旬から8月下旬までがベストシーズンです。日夜の温度変化が激しいため、日中は暑くても念のため上にはおるものがあったほうが安心できるでしょう。また乾燥する冬の時季に旅行する場合は、保湿クリームを持参するなどの乾燥対策をしっかりすることおすすめします。

街の様子

洛陽などの歴代王朝があった都に近かったことから、歴史的に交通の要所として栄えたのが鄭州です。時代によって名称を変更しながら今世紀に至るまで、鉄道の開通や整備によって着実に発展を遂げてきました。約1億人の人口を抱える河南省の省都である鄭州には、およそ1,000万人もの人々が暮らしています。その鄭州の中心部には高層ビルやデパート、ショッピングセンターが立ち並び、河南省の一大都市として近代的な街並みをつくりあげています。鄭州駅の近くにある徳化街には歩行者天国があり、日々大勢の人で賑わっています。街なかには中国各地にある批発市場という名の卸売り問屋が多く、また鄭州駅前にある鄭州国際小商品商場には工芸品から生活用品、お茶まであらゆるジャンルの商品が並びます。商業都市として発展している一方で、3000年以上前の遺跡など歴史的に重要なスポットも多く、人気の高い観光都市としての地位も築き上げています。そして鄭州郊外には、少林武術の中心地としてその名を世界的に知られることになった嵩山少林寺があります。大ヒット映画「少林寺」の撮影がこの周辺で行われたこともあり、少林寺拳法ファンにとっては聖地のような観光スポットになっています。

交通情報(アクセス)

中国五大空港に数えられており、ソウルや香港行きなどの国際線も就航しています。鄭州市内から南へ約30kmの位置にあり、市内へは行き先によって30分または1時間おきに出ている空港バスを利用し、40分程度で到着します。鄭州は、北京と武漢の南北を結ぶ国道107番と、長沙と西安の東西を結ぶ国道310番が交差する地点にあり、中国高速道路のセンター都市と呼ばれます。嵩山少林寺へは、鄭州高速バスターミナルから高速バスで3時間から3時間半ほどかかります。

鉄道も高速道路同様、鄭州駅は中国の南北と東西を結ぶ二大路線のターミナル駅となっており、北京と広州を結ぶ京広線と、中国東部にある江蘇省の連雲、西部の甘粛省の省都・蘭州を結ぶ隴海線が通っています。

鄭州の観光情報グルメ

有名な食べ物

鄭州の料理といえば、黄河でとれる鯉を使った鯉三食（リーサンシュー）が有名です。その名のとおり、鯉を3種類の調理法で食べる料理で、鯉の半身は干して、残りの半身は甘酢のあんかけに、そして頭と尾は野菜とともにスープにします。鯉は購入後に水の中で2、3日泳がせて泥臭さを抜いてから調理します。宴会の席などハレの日の料理としてだけでなく、スープに麺を入れて食べるなど、一般家庭での朝食や夕食の一品としても親しまれています。そのほか鄭州の郷土料理で有名なものには、河南省を代表する河南ホイ麺もあります。羊肉湯（ヤンロータン）と呼ばれる羊肉のスープに、帯状にした手打ちの幅広麺を入れて食べる料理で、河南省でもっとも人気のある名物料理ともいえます。三国時代の兵士たちの空腹を満たすために考案されたという胡辣湯 （フーラータン）は、馬肉または牛肉からとっただしに春雨などが入った、とろみのあるピリ辛味のスープが人気の一品で、鄭州では朝食として食べられることが多いようです。河南ホイ麺や胡辣湯は手軽に食べられる軽食「小吃（シャオチー）」で、市内の飲食店や屋台などいたるところで提供されています。鄭州駅の東にある人民路から西大路に集まるレストランや飲食街、または常連が通うような屋台が並ぶ花園路、東明路あたりで堪能できるでしょう。河南省には地ビールもあり、小吃のお供にピッタリです。金星ビール、月山ビール、寒河ビールなどの銘柄を見かけたら、それらが河南省の地ビールブランドです。

特有の食べ物情報

鄭州のある河南省は粉ものを使った料理が多く、米よりも粉ものが主食になっています。街なかには粉もの料理専門店もあり、龍須菓（ロンシューグオ）というスナックもよく知られています。小麦粉などで作った生地を龍のヒゲのような形に成形し、真ん中にエビや肉、卵のそぼろなどが彩りよく入ったもので、人気のあるスナックです。また鄭州には焼き菓子などのスイーツの名物も多く、楽器の琵琶の形を模していることから名づけられたクッキーの琵琶酥（ピーバースー）や、形・食感ともにかりんとうによく似た景家麻花（ジンジアマーフア）があります。またキンカンの砂糖漬けやキンモクセイの花、クルミなどが入ったサクサクと歯ごたえのよさが人気の大救駕（ダージウジア）は、宋代の皇帝に献上したとされる由緒あるお菓子です。ナツメ餡の入った重陽花菓（ジョンヤンフアグオ）も元は明代の皇帝への献上品だったという食品で、重陽の季節に菊酒とともに食べられていたと伝えられています。そして忘れてならないのが登封名物のごまパン、登封焼餅（ドンフォンシャオビン）です。嵩山少林寺の名物ですが、鄭州市内でもたべることができます。

鄭州の観光スポット

有名な観光地情報

歴史ある街、鄭州にはいくつか史跡が残っていますが、なかでも市内にあってアクセスしやすいのが、明から清の時代に建てられたとされる鄭州城隍廟です。道教の神を祭っている場所で、大殿や寝宮などによって構成されています。境内から展示物にいたるまで保存状態が良いので、歴史を感じながら散策を楽しむのに格好の観光スポットです。

旧暦の3月下旬ごろになると、周囲にはほぼ毎年のように露店が出るので訪れる人の数も増え、賑わいを見せています。鄭州市内にある観光スポットには他にも鄭州動物園があり、地下鉄の関虎屯駅で降りると動物園は目の前というアクセスの良さです。パンダやキリン、ゾウ、ヒョウなどが見られる、河南省で一番大きな動物園として知られています。

ショッピングを楽しむなら、市内中心部にある二七広場が便利です。鄭州きっての繁華街らしく、ショッピングモールや映画館、レストランなどがエリア内に一通りそろっています。歴史的な事件の舞台になった場所でもあるので、鄭州観光にはハズせないスポットといえるでしょう。路線バスの34路や93路、95路など複数の路線で簡単に行け、広場にそびえたつ二七記念堂が目印になります。

また鄭州市の登封県から東へ４kmのところにある太室山南東麓の黄盖峰には、重要な文化財として保存されている中岳廟があります。故宮の様式に準ずる壮大な規模の建築物と、100点余りにおよぶ道教経典など歴史的にも文化的にも貴重な資料が残されています。境内には漢の時代から残る柏の巨木がそびえ、周囲は山々に囲まれて幻想的な景色を作り上げています。

観光地を巡る際に必要な費用の相場

鄭州動物園は入場料が475円ほど必要ですが、その他の観光地は入場料や入園料は必要ない場合が多く、そのかわり園内で利用する乗り物などに費用がかかります。嵩山少林寺の境内は電動車が運行しており、片道240円、往復400円ほどです。路線バスは16～32円ほど、タクシーは初乗り料金が95円ほどとなっています。

鄭州のホテル事情

鄭州のホテル料金の相場

他の観光エリアと比較して高いのか？安いのか？

世界遺産の龍門石窟のある洛陽の3つ星ホテルの宿泊料金の相場は1泊につき2,000～3,500円、4つ星ホテルは同じく3,000～5,000円くらいが相場です。鄭州は、洛陽や安陽など周辺観光エリアよりもホテル料金がやや高めになっています。

相場の料金

鄭州にあるホテルの料金相場は、3つ星ホテルが1泊3,000～4,800円、4つ星ホテルが同じく4,500～6,500円くらいの価格帯になっています。

おすすめのホテル

人気のホテル

・広東 ホテル 鄭州

二七広場からわずか300ｍほどの賑やかなエリアにたたずむ4つ星ホテルで、ビジネスセンターやフィットネス施設がそろっています。また、鄭州で唯一の展望回転レストランがあり、サービスの良さにも定評があります。

・ティホメ ヴィンセント インターナショナル ホテル

鄭州で少しだけ贅沢な滞在を楽しむなら、清潔感のある広々とした客室のこのホテルをおすすめします。鄭州東駅に近く、ビジネス客の利用が多いのも納得できる心地よさが魅力です。

空港近くのホテル

・ヂェンヂョウ エアポート ホテル

鄭州新鄭国際空港のターミナル ビル から670mという距離にあり、無料の空港シャトルバスも運行しています。ホテル内にはレストランやサウナも付設しており、旅の疲れをゆっくり癒やすことができます。

・ホリデイ イン エクスプレス 鄭州 エアポート

空港から4.5kmの距離にあるホテルで、空港や駅までの送迎サービスも利用できます。フィットネス施設やビジネスセンターもあり、忙しい出張時の利用におすすめです。

※上記情報は予告なく変更されることがありますのでご注意ください。また、記載した金額は変動する可能性がありますので、目安としてご参考ください。