夕飯(部屋食)の際「夕飯は二度にわけてお運びします」という言葉に嫌な予感。そして一度目の配膳で、衝撃が走る。「こちらはスキャンピでございます」。えっ?何?スキャンピって??ここは源泉かけ流しの宿、純日本旅館のはず。期待していた和食、日本の食材じゃない・・・。その他、サーモンのお造り、ぬるいビール瓶(←フロントに電話して冷たいのに変更)が届いたのにはガッカリ。食後のデザート、かき氷。これがまた、近所のスーパーで売ってるメロンとイチゴのシロップがかけてある家庭のかき氷。しかも各々の量が違い、解けていて半分水びたし。プロが出す料理とは思えず。この時点で、自宅飯のほうが断然旨いと確信。朝食も、最も美味しかったのは「有明の海苔」。どうせなら納豆くらいつけてほしかった。そんなにお安くない宿泊料金なのに、次々と繰り出される「吉本新喜劇」のような展開に、一生もののネタか笑い話になること確定。思い出すと笑いが込み上げてくる。 35平米の部屋に宿泊。古い旅館をリノベした模様。トイレもキレイだし、部屋自体は小ぎれい。共同風呂1つ+各部屋ごとに専用風呂がついており、宿泊中いつでも気兼ねなく源泉が堪能できる。お湯は最高。専用源泉風呂は部屋のベランダから直接もいけるし、廊下を通っていくこともでき雨天でも濡れない。部屋から少し離れてるので、1人でゆっくり寛げる。また、部屋の係が外国人の女性の方で、一生懸命働いていらっしゃって、お見送りもしてくださり好感はもてたが、ときどき発音や間合いに戸惑う。以上のことをわかったうえで、箱根では希少な「源泉かけ流しの宿」。源泉を堪能することに特化すると覚悟を決めて宿泊することをおすすめする。