長春の人気ホテル

長春の観光情報

長春の基礎

気候

長春は北海道の旭川と同緯度に位置しています。北朝鮮とロシアに挟まれた中国の東北地方の都市です。夏は暑く、冬は非常に寒さが厳しい亜寒帯冬季小雨気候に属しており、１月の平均最低気温は-20℃にも及び、街中でダイヤモンドダストを見ることができます。極寒の季節ですので、マフラーや手袋、帽子は必須といえます。夏になっても平均最高気温は30℃を越えることはないのですが、降雨が多くしばしば蒸し暑くなることがあります。半袖の上着とハーフパンツに上に羽織る薄手の衣類を準備しておくと良いでしょう。

街の様子

長春は日本と深く関係がある場所です。どんどん日本人が作った建物は減ってきてはいますが、都市計画は旧満州時代のものが引き継がれており、かつての庁舎なども未だに使われているところもあります。今では移転してしまいましたが、大学の学長室が旧満州鉄道の駅長室ということも過去ではありました。

交通情報(アクセス)

長春龍嘉国際空港と日本の直行便は、成田・中部国際空港から飛んでいます。長春は、近隣の諸外国である韓国・台湾・香港・シンガポール・タイ・ベトナムなどとのフライトがあります。その他にも中国国内の60都市と繋がっており便利です。日本から向かう場合、直行便は少ないため、乗り継ぎで行くことも多い都市でもあります。

長春の観光情報グルメ

有名な食べ物

長春がある吉林省は数多くの少数民族がおり、彼らの食べ物もよく食することができます。漢族の東北料理の他、朝鮮族やモンゴル族、回族などの料理が多いです。東北料理ではなんといっても食べておきたいのは水餃子です。中国では焼き餃子よりも水餃子のほうが主流であり、日本の正月にあたる中国の旧正月では家族全員で餃子を作るのが習慣になっています。水餃子の種類も非常に多く、自分にあった水餃子を探してみるのも楽しいものです。

特有の食べ物情報

漢族の中華料理の他でよく食べる料理は朝鮮料理や、モンゴル料理、イスラム圏の料理です。朝鮮料理でいうと、日本でもおなじみの冷麺や焼き肉の他、狗（犬）の肉なども食します。漢民族でも犬の肉を嫌う人は多く、朝鮮料理特有だといって良いでしょう。火鍋も長春ではよく食されている食べ物です。四川省発祥のように言われることもありますが、東北の地である長春では冬だけでなく夏でもよく食べています。以前ほどではなくなりましたが、お酒の席では白酒がお祝い事では飲まれます。ヒツジの肉も良く食されています。モンゴルやイスラム圏の民族が多く住んでいる街だからこそだといえそうです。市内には多くの専門店があるために、ホテルのフロントで地元の人のおすすめのレストランを聞いてみると良いでしょう。

長春の観光スポット

有名な観光地情報

長春といえば偽満皇宮博物院です。この建物は清朝最後の皇帝溥儀が、日本に満州国の皇帝として担ぎ出され、宮殿ができるまで執務をとった場所です。映画「ラストエンペラー」のロケ地にもなっています。また、長春には天安門広場に次ぐ大きさの広場があります。長春文化広場とよばれ、現在では政治的な要素で使われることはなくなっています。しかし、この広場の近辺ほど近くになる人民大街沿いには数多くの満州帝国時代の建物が残っています。長春の南北に新民大街があります。この道路一帯が、旧満州の官庁街があったところです。この道路の南北に満州国の、軍事・司法・経済・交通・農業・中央銀行・国務院などの機能が備わっていました。

満州国時代の建物と言えば、旧満州国軍事部跡があります。長春文化広場の南側に位置し、旧満州国の軍務を担っていた場所です。現在は吉林大学医科大学の校舎として利用されています。この建物は病院にも使われていますが、観光客も希望すれば内部を見学することが可能です。関東軍の建物として、もっとも重厚な建物は関東軍司令部ではないでしょうか。満州の実権は、皇帝溥儀でもなく関東軍でした。この建物は、日本の城の天守閣をそのまま持ち出してきたような造りになっており、日本でも見かけることはありません。現在、中国共産党の施設になっているため、中を見学することはできません。

長春には、自然を楽しむ場所もあります。浄月公園もその一つです。浄月公園は長春最大の森林公園です。森林を堪能したり、スキーを楽しんだり、お寺などの観光スポットもあります。この場所に、ピクニックや、テントを張りキャンプをすることも可能です。

長春は映画製作でも有名なため、映画を主としたテーマパークがあります。長影世紀城とよばれる場所で、日本でいうところの映画村といったところです。ディズニーランドやUSJと比べれば特別優れているといったものはないのかもしれません。しかし、中国風にアレンジされているテーマで遊ぶという貴重な経験をすることができます。お土産話に、だまされたと思って行ってみるというのも一つの方法です。

観光地を巡る際に必要な費用の相場

偽満州国博物院の入館料は約1,280円です。偽満州国博物院、長春文化広場、世界彫刻公園などを回る個人の観光ツアーを行った場合、1万円前後で参加することが可能です。他のコースでもほぼこの値段で参加することが可能です。

長春のホテル事情

長春のホテル料金の相場

他の観光エリアと比較して高いのか？安いのか？

長春龍嘉国際空港から市内へは31キロほどの距離であり、比較的スムーズに市内へ移動することができます。長春のホテルは非常に多く、宿泊料金も他のエリアと比べても高くはありません。お手頃な料金のチェーン店も最近では増えてきています。ホテルの立地としては、長春駅前・人民広場周辺の場所だと交通も便利でレストランも多く、滞在しやすいエリアといえます。

相場の料金

ホテルの料金は3,000円から6,000円の間で、特別高いとは言えない価格帯です。有名な5つ星ホテルを除けば、念入りにホテルを調べて予約するのが得策です。

おすすめのホテル

人気のホテル

・リージェント・ホテル

長春駅前にあるのがリージェント・ホテルです。駅正面であり、高層ビルで目立つためにホテルが見つからないということはありません。朝食のバイキングも種類が豊富です。新しいホテルで、観光するにあたってもバス停も近くにあり便利です。バスルームも広く、装飾も良く、その上値段は相場に比べて安いのでコストパフォーマンスが高いといえます。

・セレブリティ・ホテル・チャンチュン

長春の美しい湖である、南湖公園近くにあるホテルが、セレブリティ ホテル チャンチュンです。建物は比較的古くはなっていますが、口コミサイトの評価は上がっておりホスピタリティ溢れるホテルだと予想がつきます。サービスが非常に良いホテルです。

・長春インターナショナルトレードホテル

観光に便利な長春インターナショナルトレードホテルは、人民広場駅が徒歩圏内にあります。立地も申し分なく、価格帯も比較的安めですので非常にコストパフォーマンスが高いといえます。主要なショッピングモールや金融街にも近く外出しやすいです。朝食は22階のレストランで利用することができます。

・シーザー フォレスト ホットスプリング リゾート

室内無料Wi-Fiを利用することができるシーザー フォレスト ホットスプリング リゾート

は、浄月公園駅が徒歩圏内にあります。ホテルの名前についているとおり、温泉を利用することができます。ホテルの場所が国立森林公園の隣にあり、非常に環境が良いです。子供が遊ぶスペースもあり、家族連れでも利用価値が高いホテルです。

空港から近いホテル

・霍佳嶺航空・サービス イン

長春龍嘉国際空港から6キロの距離にあるのが、霍佳嶺航空・サービス インです。開業は2018年と比較的新しく、空港の送迎サービスも行っています。空港までは車で約10分です。フロントが24時間空いているわけではないので、チェックイン・チェックアウトの時間を確認することが重要です。立地は便利な場所にあるので有効に使える人には利用価値のあるホテルです。

・ウェンシンゴー ホテル

長春龍嘉国際空港まで約8キロの距離にあり、空港送迎サービスを行っているのがウェンシンゴー ホテルです。2018年開業で、2019年にもリニューアルを行っています。フロントデスクは24時間営業しているので便利です。朝食などはついてはいませんが、設備は整っており、空港の乗り継ぎなどで利用する場合は利用価値があるホテルだといえます。

※上記情報は予告なく変更されることがありますのでご注意ください。また、記載した金額は変動する可能性がありますので、目安としてご参考ください。